桜龍




「楓。お前、いつまで俺を待たせる気だ?」



「早くしろよ………俺、ずっと待ってんだからな」



「なぁ、楓。明日、みんな揃って来るんだとよ。それまでには、意識戻せよ?」




そして、聞こえる。


大輝の声が。



大輝………大丈夫だよ?


あたし、もうそっちに着くから。





< 333 / 351 >

この作品をシェア

pagetop