びたーちょこれーと。
010 「ふーん…」
「ふーん…」
どういう状況だよ。
俺の目の前で俺の友達が俺の好きな人とよりを戻したいと悩んでいる。
「なんか、上手くいかないんだよな…」
霜月が俺の目の前で頭を抱えている。
(「部活行っていい?」って言いてぇ)
頭の中で葛藤していた。
はぁ、こんなに複雑な気分ったらねぇよな。
ムカつく。
でも、大切な友達だから見捨てるわけにもいかないし。
しばらくしたら霜月はもう部活行く、とそそくさ居なくなった。
「最初から最後まで自由人だな…」
呆れながら、俺も部活に向かった。