びたーちょこれーと。
その日の夜、用事があって睦月とメールしていた。
『今日は未琴ちゃんが凄かったねー』
『ああ、水無月は恐ろしいな』
『wwそうだね!』
水無月に感謝だ。
話題のきっかけを提供してくれたからな。
そういや水無月って、1年の時テニスコートで俺を変態扱いした奴だったな。
なんだかんだ、水無月は俺と睦月の共通点を作ってくれてる気がする。
少し嬉しい気分だったのに、次の日霜月から
「睦月と付き合うことになった」
と言われた。
まるで、風船が萎むように気分は落ち込んだ。