びたーちょこれーと。
外に出ると、テニス部が活動していた。
(師走に当たったってなんも無いだろ………馬鹿かよ)
そう思いながら目は睦月を探していた。
「あ」
見つけた瞬間睦月は空ぶって先生に怒鳴られた。
と、ある女子と目がバッチリあった。
背が低く、茶色っぽい髪に鋭い目つき。
この女子は後になって俺を支えてくれる存在になる。
まぁ、今は知らないから目を逸らした。
「ねぇ、あっちでこっちをガン見してる変態が居るんだけど」
オイオイ!変態じゃねぇって!
「えっ、誰!?」
ひーっ食いつくなよ!
俺は急いで校舎に逃げ込んだ。