びたーちょこれーと。
「そろそろ帰れー」
先生の掛け声でみんなぞろぞろと教室から出ていった。
「さー、集まったよ未琴ちゃんっ!!」
睦月が息を切らしながら走ってきた。
「頑張ったなー
あ、卓球部で写真撮るってよ」
水無月が荷物をまとめながら言った。
「俺髪型大丈夫か?」
師走が髪型を気にしている。
「トサカなんて変わらないだろ」
「睦月のくせに生意気だな!!」
「馬鹿共はほっとこ!長月、卯月行くよー」
水無月がスタスタ歩きだす。
「「おー」」
俺らは水無月に付いて行った。