びたーちょこれーと。






「え」


突然人が横切ってきた。



「わっ!!」


横切ってきた人の反射神経の良さと俺がなんとか方向転換出来たおかげで事故にはならなかった。



「あぶねー」

思わず声を漏らすと、
相手は「あ」と俺を見た。


後ろから車が来て、ライトに照らされた相手の顔を見て俺は目を見開いた。




「睦月…!」


そこにはあろうことか睦月が居た。



「ごめんね、卯月
よそ見してたから……」


睦月は高校の制服を着ていた。


正直ダサい。
でも睦月の姿は新鮮で胸が弾んだ。






< 150 / 304 >

この作品をシェア

pagetop