びたーちょこれーと。
『夏祭り』
それだ。
まさか睦月まで来てるとは思ってもなくて、姿を見た瞬間どうしようかと駅をうろついた。
気まずくて話せなかったし、まぁ水無月にナイフで刺されてたから話さなかったのもあるけど…。
ちょっと避け過ぎたかな。
怒っているのか…?
悶々と考えてもよくわからないままだ。
「あ、明日午前中部活か
早く寝なきゃ」
窓から入る風は、少しだけ秋の匂いがする。
なんとなく感傷的になりながらベッドに寝転んだ。
不安と緊張からか、睦月に殴られる夢を見た。