びたーちょこれーと。
4時15分
「あー遅れちゃったよ」
睦月は走って公園に着いた。
汗が滴り落ちる。
「あれ、霜月…」
辺りを見回すと木の陰で寝ている俺を見つけた。
「霜月、起きて?」
俺は寝たら簡単には起きない。
睦月は俺の身体を揺さ振った。
「霜月!!!しーもーつき!!!!」
頭に鈍い痛みを感じて俺は目を覚ました。
「はっ!」
「よだれ垂れてるよ」
「!!」
焦って口を拭う。
「で、話してもいい?」
睦月は俺と木の幹を挟んで後ろに座った。