びたーちょこれーと。
怖い怖い…。
水無月から離れようとした時、卯月、と呼ばれた。
(殺される??!)
「なんだよ」
「今日、観覧車さ、千咲と乗って告白しなよ」
水無月は死んだ目のまま呟いた。
「は…?」
「椿本から聞いたさ
好きなんでしょ?その気持ち、捨てるつもり?」
水無月はスッと俺を見た。
水無月の瞳に吸い込まれそうになる。
有り得ないくらい目力がある。
「で、出来たらな…」
俺は水無月から目を離した。
「言えば良かった。後悔しても時既に遅し、だよ
折角想いつづけた気持ち、無駄にしちゃダメだよ」
水無月は立ち上がって、渡井と椿本を蹴り飛ばした。