びたーちょこれーと。






「ごめんごめんw」


「師走はいつから水無月の兄に…ていうかその大量のものは…」


「なんか水無月が自棄になって俺にたくさん取らしてさ」


「楽しかったwありがと!師走!」


未琴ちゃんの純粋な笑顔に師走は顔を火照らせた。



「よし、じゃあ帰ろうか
もう6時だよ」


未琴ちゃんの一言で私達は帰路に付いた。



東の空でオレンジと青の混ざった空に一番星が輝いている。



触れ合った卯月の手の温もりに酔いしれて、今、私の心には幸せという言葉しかなかった。


遠くて見えなかった卯月という存在が、今はとても近くに感じる。


少し照れた顔の卯月は今まで見た卯月の表情の中で一番大好きだ。






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