びたーちょこれーと。
「バス来たぞ」
卯月は私の手を掴んでバスに乗り込んだ。
「わ…!」
突然の出来事に頭が付いていかないけど…。
触れ合った指先から卯月の体温を感じた。
どうして、こんなに好きなんだろう。
理由なんてわかんない。
でも、好き。
バスから降り、着いた先は前に行った水族館だった。
水族館には併設して遊園地がある。
「よっしゃあ!絶叫系制覇するぞー」
うちは卯月の手を引っ張ったが、卯月が動かない。