びたーちょこれーと。






卯月の言う通り、背丈や後ろ姿が酷似している。


「で、でも未琴ちゃんはうちに何も言ってないから違うと思う…!」


未琴ちゃんは恋愛に対して何かあると私にいつも相談してくれた。


だから違う。



「まぁ、とりま行くか」

卯月がまたニヤリと笑い、怖がる私を余所にさっさと行ってしまう。



「ま、待って…!」


慌てて私も卯月を追い掛けてお化け屋敷に入った。




暖房が半端な加減で掛かっているから空気が生温い。


うちは卯月のパーカーの裾を掴んで暗闇を歩いていた。






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