びたーちょこれーと。






初詣…か。


ある人からのメールをクリスマス以来無視したままだ。


何となく返信出来なかった。
けれど、本当は分かってる。


でも、やっぱまだどこか迷ってる。




(迷ってるところも受け止めてもらうしかないのかもなぁ)


ふぅ、と息を吐いて窓の外を見つめた。

感傷的になってしまう。



冬といえば師走とのごたごたを思い出す。

あの時もあいつは私を庇ってくれて……。



「未琴!!いい加減起きなさい!!!」

「起きてるよー」


お母さんの怒鳴り声で私は考えるのをやめてリビングへ行った。






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