びたーちょこれーと。
「人が多いね」
「三が日過ぎたとは言えやっぱまだ多いなぁ」
神社の外まで、お参りする人の列が出来ていて、俺らは少し躊躇っていた。
「じゃあ…うちと椿本でなんか食べ物買ってくる!あっちに屋台出てるしね
卯月と千咲は列並んでて!」
水無月は俺の腕を掴んでずんずんと神社の中へ向かった。
「よ、よろすー!」
睦月が手を振った。
「水無月、さすがだな」
「まぁねー♪」
神社に入ると水無月は手を離してコートのポケットに仕舞った。
「あ、甘酒」
次は俺が水無月の腕を掴んで1つの屋台に向かった。