びたーちょこれーと。
予想は当たり、テニス部なんかに入って毎日バタバタと過ごしてるアイツの姿は、正直うっとおしかった。
そして、席が近かったりする。
「煩いのは嫌いだもんな」
「まぁな。次、音楽か」
素っ気ないなって古い友人の呟きを後ろで聞き流し、音楽室へ向かう。
「お願い、千咲!」
「んー、わかった!沙里頑張ってよ??」
「ありがとーっ!!!!」
女子特有のキンキンした声で後ろで話してる。
「げーんきだしてわーらいとーばして♪」
合唱コンクールに向けての合唱練習。
さすが、アイツの声は人一倍響いてた。