びたーちょこれーと。
「けじめ?」
うちはストローの入った袋を破った。
「好きな人、居るから付き合ったりは出来ないって言った
告られた時は曖昧な事言っちゃったんだけど、やっぱちゃんと伝えなきゃって思ったの」
未琴ちゃんはドーナツを契り、口に入れた。
師走は未琴ちゃんを好きだったというのは何となく感づいてはいた。
でも、何だかモヤモヤした気持ちは増すばかり。
「なるほど…で、師走は何て?」
「それが、メール返って来なくて…
告られた時、次の日普通にメールくれたんだけど…まぁ今回はそうもいかないよね!」
パラパラと粉砂糖がトレーに落ちる。