びたーちょこれーと。






「長月、おでこ見せて?」


未琴ちゃんが心配そうに言うと長月はおでこを抑える手を素直に離した。



「あー、若干腫れてるけど大丈夫だよ
飲み物で冷やす?」


「あ、じゃあ…」


未琴ちゃんは氷の入ったジュースをおでこに当てた。



「長月誰とここ来たの?」


うちは何となく後ろから視線を感じていた。



「あぁ、安心しろ!師走じゃなくて、卯月だから」


(え、ゆーこ!?)

後ろを振り向くと、男の方の卯月がファンタを飲んでいた。


「一瞬ゆーこかと思ったーw」


未琴ちゃんは笑いながら長月の額の様子を見る。






< 95 / 304 >

この作品をシェア

pagetop