君が好き


涼宮は俺を追いかけてきて


「ちょっと、怒んないでよね~・・・まったく」

「あのなぁ・・・」



俺は、少しガツンといってやろうと思って


話しかけたが

それはさえぎられた

「涼宮先輩!」

かわいらしい声。

そしてどこか控えめな声だった


「あ!咲~来てくれたの?ありがと~」

他人にどこか冷たい涼宮がめずらしくデレデレだった


咲と呼ばれたその人はとてもかわいい顔で、守りたくなるような感じだった


「あ、瑞樹、この子静村咲っていうの。大学生で私の後輩!」

「よろしくお願いしますね」

咲という子は俺にそういって笑った

「で、咲。こっちは高村瑞樹、医者で私の友人」

「・・・よろしく」

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