君が好き

「でね、その彼氏が」

「ちょっと待って、咲。それがなんなの？竜ってやつ関係ないじゃん」

瑞樹君はそういった

「え・・・あっとねその彼氏が竜君なの。多分・・・カノンのことで話があるんだと思うんだけど・・・」



私がそういうと瑞樹君はため息をついた



「・・・ごめんね咲。そういう理由なのに俺は・・・」


瑞樹君？

「瑞樹君？」

「俺さ、咲が本気で好きなんだ。だから咲が男と話してるだけで、嫉妬してしまう」

「え・・嫉妬・・・？」


瑞樹君それって・・・


「だから、今回みたいに咲は悪くないのに怒ってしまう。だけどね・・・咲のこと大切にしたいんだ・・・嫌いにならないでくれ」


「・・・嫌いになんかならないよ瑞樹君。私のほうがごめんね？いやな思いさせちゃって」