君が好き


「ちょっとすみません。」


俺はそういって看護師の間を抜けて


咲のところに行った


「咲。この後会議が終わったら、もう帰れるから、近くの喫茶店で待っていてくれる?」


そういった


「え~高村先生、ここにいればいいっすよ。そんな長くないんだから会議なんか」

「いや、でも」

「大丈夫ですって。咲ちゃんもそのほうが楽でしょう」

笑いながら、咲のまわりにいる人が言う

「・・・咲。じゃぁ待合室にいて?」


「え、あ、うん。わかった」


俺はそういって咲の手を引いて、待合室まで連れて行った


< 65 / 68 >

この作品をシェア

pagetop