君が好き
「ちょっとすみません。」
俺はそういって看護師の間を抜けて
咲のところに行った
「咲。この後会議が終わったら、もう帰れるから、近くの喫茶店で待っていてくれる?」
そういった
「え~高村先生、ここにいればいいっすよ。そんな長くないんだから会議なんか」
「いや、でも」
「大丈夫ですって。咲ちゃんもそのほうが楽でしょう」
笑いながら、咲のまわりにいる人が言う
「・・・咲。じゃぁ待合室にいて?」
「え、あ、うん。わかった」
俺はそういって咲の手を引いて、待合室まで連れて行った