もう一度だけ。


- 優舞side -



「たるぃぃいいい!!」

俺は家に着くなり大声で叫んだ



「仕方ねぇじゃんお前、クラスで一番先公から見てマトモなんだから」

倖凱が宥めるように言う


「そぉなんですけど~・・・」

渋々静かにしたもののまだやっぱり不満だった


「ってさぁ?違うでしょ?
せっかく陸と一緒にいられるってのにサボってどうすんだよ」



「別に・・・でもさー?
みんなおもしろいよねー?全然俺に気付かないんだよ?
はっはーだね」


俺はそれだけ言って立ち上がり、倖凱に背を向けた







倖凱が「はぁー」とため息をついたのを聞こえないフリをして

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