もう一度だけ。


「誘ってんの?」


陸がそういう声が聞こえた



「そう見える?」

面白がって陸をからかうと陸は

「見える」

と目をそむけながらも言った


「じゃぁそう受け取ってくださいな?」


半分冗談でアタシがそういうと陸はアタシの手首を掴んでそっとベッドにアタシの体を押し倒した




ちゅッ




わざとらしく音を出してキスをする陸を無表情で見つめると陸はアタシの首筋にツー・・・っと指を這わせた

ゾクっとする快感とともに一瞬アノ時の辛さがフラッシュバックした





「だめ」

出来るだけ冷たい声で陸にそう告げた



しかし陸はまるで何も聞こえないかのように行為を続けた




「あンッ・・・」


陸の優しい指先に体も心も反応していた


「感じてんのにそんな事言ったって説得力ない」





「・・・ッふぇッ・・・グスンッ」



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