もう一度だけ。




――そんなわけなじゃん


やっぱりもっと真剣に向き合うべきだったのかな・・・




――もうちゃんと向き合ったよ
疲れたんだよ




どっちもどっち


結局自分では判断できなくてでもだからといって誰かに相談することも出来ない中途半端な私






でももしどっちか一方が正当化されたならそれはそれで苦しむことになると思う



信じてきたことがたった一言で崩されて全て消えていったとしたら私には何が残るんだろう







きっと何も残らない

魂だけ、体だけ残る



今までアノ人だけを思って生きてきた

私がアノ人を裏切ることは許されないしそんなことするつもりも無いんだ






「優稀・・・・私ッどうしよぉ」



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