もう一度だけ。
卑怯な手
- 陸side -
「暇だ~」
隼がいつものようにマイペースで授業中だということもかまわずに大声で不満を漏らす
「なんか楽しいことないのぉ~?護ぅ誰か相手いないの?!」
「いねぇよ
そうそう喧嘩ばっかしてたら怪我したやつが死ぬ!」
ごもっともだな・・・
しかし往生際の悪い隼は引き下がらない
「うっせーよ!黙れ!!!」
2人がギャーピーギャーピ喧嘩をする中机の上にあった護の携帯がなった
♪~♭~♪~♯~♪~
「あ、春磨・・・?」
「春磨って・・・あの俺よりけんか弱い奴?龍舞のパシリチャン?」
俺は口には出さなかったが対外の奴が隼より弱いだろっ!と冷静にツッこんだ
そんなことを考えていると携帯を見た護が見る見る青くなってゆく
そしてしゃべった
「ちょとまずいかもよー・・・」
「「「何が?」」」
「龍舞の下っ端が捕まった!」