もう一度だけ。


- 優舞side -



「ゆうまぁぁぁあああ~!」



隼が相変わらずのかわいこちゃんというかなんというかで母性本能(んなもん俺にはねぇけどな)くすぐる顔して抱きついてきた





―――ヤベ!さっき慌てて着替えたからサラシしてねぇ!



そう思ったのもつかの間、隼が抱きついた瞬間案の定胸があたった

隼がこわばったのが手に取るようにわかってかなり身の危険を感じた




そのあと隼は何事もなかったかのように接してきてくれてカナリホッとした




「隼、怪我消毒するからこっち来い」



俺が隼を呼ぶと隼はどんな妄想をしたのか知らないけど真っ青になって顔をフルフルした
子犬みたいにプルプルして一行に動こうとしない隼を無理に捕まえて歩き出した



消毒液の付いた綿を傷口に当てて消毒をした





隼は引っ切り無しに叫んでいたがそんなのお構い無しで消毒を続ける



だがあまりにも痛そうなのでちょっとだけ女の子が男の仔にするように優しく消毒してやった




すると隼はあっという間に顔が林檎・・・いや、それ以上に赤くなった



―――隼って優しい女の子が好みなんだ・・・(ニヤッ)



いいコト知っちゃったな♪



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