もう一度だけ。

ごめん



- 陸side -



「お前なんで跳ねられたの?」



俺はベッドに横たわっている護に問いかけた





「ぁ~・・・それはですね・・・え~・・・?」



護は言いたくないのかもごもごしていた


「はっきりしろバカ!」


一言びしっと言うと護は観念したのかしゃべりだした





「女ノ子に・・・」


「あ?」


「手ェ出した女ノ子裏切ったらその人のほかの男数人に・・・」


う~わ~・・・悲惨~


「うわ~しょぼいよぉッッ」



いつの間に来たのか部屋のドアのところにいた隼がププッとバカにするように笑った




「うるせっ!俺は隼と違って女ノ子にモテるんだよ!」


怒ったのか恥ずかしかったのか真っ赤になった護が反撃した


「僕もモテるけど?」




「意味がチゲーよ!体のカ・ン・ケ・イ!」




隼はそういわれてキョトンとしていた


―――まぁ・・それもそうだな・・・隼はガキだからそういうコト知らないな・・・・


俺はそう思っていたが隼がいった言葉は予想外すぎてビックリした







「だからそういう意味なんだけど・・・」




ちょっとハニカムように笑ってこの顔は計画犯だな・・・と思わざるを得なかった



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