もう一度だけ。


- 優舞side -



俺が工場に顔出さなくなってからあっという間に1・2週間たった


―――ダレも別に俺がいなくても大丈夫なんだろ?






「あっれぇ~?何きみぃ?」

「こんなところで何してんのかナァ~」


あからさまに“なんちゃって不良”が俺に絡んでくる



これがはじめてじゃない

毎日毎日よくも話しかけてくるよな・・・





「うるせぇ・・・」

俺はイラつきのあまりそいつらを睨んだ



2人のうち1人はそれで怯んだがもう一人の命知らずの奴が俺に喧嘩を売ってきた




「何々~何さ君~
まっさか関東1強い高校のボスに喧嘩売るっての~?」


――関東1強い・・・?





「お前俺に喧嘩売ってんの?」

「おぅそ~だけど?何ビビっちゃった?」



――うぜぇうぜぇうぜぇうぜぇうぜぇ・・・・





「お前高校ドコだよ?」

「海瀬だけど?」



「明日・・・メンツ全部揃えて待ってろ」



俺がそういって背中を向けるとソイツは



「せいぜい人数集めるんだな・・・」



とかワケもないことを言っていた



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