もう一度だけ。


「って見つかった!?」



――俺の人生狂わせたあいつら・・・
見つかったんだ・・・アイツら全員ただじゃおかねぇ



「おぉ・・・アイツら俺たちが警察に届けないのをいいことに企業でのし上がって今は全員上層部になってるんだと」



「あんにゃろう・・・」



俺は悔しくて唇をかみ締めた



「いつか・・いつか俺たちが」

「ま、それまでは手段でも考えましょうかー」


気楽にそういって倖凱はケラケラと笑った


今まで俺は感情が無くなって生きていたというの倖凱は実に生き生きと楽しそうに笑うんだ・・・

なんだか無性に羨ましくて俺は何故か涙が出た





「優舞!?何で泣いてんだよ!」


「お前ズルい・・・俺はこんなに枯れてんのにお前は生き生きしてて

―――なんで?同じ人生だったはずなのにどうしてお前はそんなに笑えるんだよ!」


俺が思ったことをそのまま全て倖凱にぶつけた



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