もう一度だけ。


しかしそいつらは俺たちが余りに暗い道ばかり通るものだから不安になったのかブツブツ文句を言い出した


しかし俺達は黙りに黙って人通りの少ない裏路地を進んだ







そして超有名ビルの裏に着いたとき俺たちは立ち止まり振り返った




「ココで話しませんか?」

怖いくらいニッコリ笑う倖凱に身の危険を感じたオッサンは慌てだした


「これからビジネスの話なんだ・・・っ!」

知るかよ

「ココ・・・オッサン達10年前にもここにいたよね?」



ココで俺たちの人生狂わせたじゃねぇか・・・



「なんの話だい?」

「とぼけんじゃねぇ!
おかげで人生180度狂わされた奴らがいるんだよ!!」



「君たちは何が言いたいんだい?私達を誰だと思ってる?」




「お前達がココであの時まだ8歳だった女2人襲ったじゃねぇか!!
お前らは犯罪者だろ!!!?」





俺が今までにないくらい大声で怒鳴ると男はビクッとしたが取り直して俺の言葉をスルーした

「そういうふざけたこと言ってると帰りますよ?」


そう言い歩き出したオッサンをそれぞれに一発づつ殴った



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