もう一度だけ。


- 倖凱side -



ガチャッ


ドアが開く音がした




「おっかえりー」



俺はそう叫びながら入ってきた人物に抱きついた




「お前帰ったんじゃなかったのかよ・・・」


優舞は俺を見て嫌そうな顔をしながらそう言った




そう抱きつれた人物は優舞

なぜなら
ココが優舞が普段泊まっているホテルだから








「ん~?昨日はキャバで働いてたんだけど~・・・そこでお客さんにハワイアンドのチケットもらっちゃって♪
一緒に行こうかと思って☆」




「男の格好で女口調やめろ。ありえなくキモい」

そう言った優舞はなにかひどく汚いものを見るような目で俺を見ていた


「ひっどぉーい」

俺が女っぽく言うと呆れたのか背を向けて俺の存在を無視した


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