もう一度だけ。


「なんのごようでしょうか?」


いたって冷静に男に聞いた


すると男は額に青筋を立てて言った



「てめぇ俺の女に手ぇ出したらしいじゃねぇか?」




「アンタの女・・・」


そう倖凱がつぶやき男のそばにいる女を見た




しかしその瞬間倖凱は俺のほうに向き直って聞いた




「誰だっけ?」

「知るか!ってか乗り換えてばっかだったから名前なんか覚えてねぇよ」

「だよな・・・」

「ってか俺の勘だと多分最初に話しかけたブーちゃんだと思う・・・」

「あぁ・・・空気読めないバカ女ね」





「てめぇらなにごちゃごちゃいってんだ!」


――わぁ~ありきたりなセリフ♪


「だからね?そんな女名前さえ覚えてねぇし顔だってイマイチだって言ってんの」




俺らがそういうと男は迷わず俺たちのカッコイ~顔に殴りかかってきた


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