もう一度だけ。


- 優舞side -


カチャカチャッ



ガチャッン





屋上の鍵をピッキングしてドアを開けた






風が気持ちいい








普段誰もいないはずのこの屋上で話し声がする


一人になりたかったのに




そう思った俺は屋上を出ようとドアノブに再び手をかけた






「こっちおいでよ!!」


突然大声で呼ばれてビックリしたのもつかの間いきなり後ろから手を掴まれて誘導された


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