もう一度だけ。


「いった・・・」


手を掴まれた上にいきなり連れて行かれて不機嫌な俺は手を掴んでいた女を睨んだ


女はちょっとビックリしたが少しすると笑って「怖がらなくてもいいよ」と言った




――別に怖くなんかねぇよ




そう心の中で突っ込みながらも一応表面上愛想笑いをした





「ねぇねぇみんなッ噂の佐伯くんだよ☆」



女は興奮しながら誰かに話しかけた



すると突然目の前に上から3人の男が降ってきた





「うっわ・・・何よあんたら」





とりあえず冷静に話しかけると男はいきなり俺に殴りを入れようとした



すばやくよけて反撃すると男はその場に崩れ落ちた


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