もう一度だけ。


- 亜希奈side -



あっという間に下校時間になっていつものメンバーで帰っていた


「じゃーねー」


分かれ道になってちょっと大げさかなってくらい手を振ってみんなと別れた






――暗くなっちゃった・・・怖いよー






少し早足になりながらも家路を歩いていた

すると突然手を掴まれた





「え・・・っ」





驚いて何も抵抗しなかったら車に乗せられそうになっていることに気付いた


「やだぁ!助けて・・・ッ」




「なにやってんの?」







突然体がふわっと浮いて掴まれていた手が離れた



「!?」

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