僕らが今いる今日は
「何なんだよ、あいつ。
髪が茶色ってだけで、人を浮わついてるみたいに言って」
結局、俺は美術室を出た。
二人きりで気まずいというのもあったが、美術室という場所が女の子の居場所というか自分の縄張りという空気が立ち込めている気がしたからだ。
本当にあっという間の出来事で、事の整理ができない。
ただ一つ、分かったことは女の子は昨日とは違って、実はあまりいい奴ではないということ・・・
「でも、絵は・・・
上手い」
立ち止まり、空を見上げながら女の子が描いた絵を思い出し、またしても俺の時は止められてしまう。
絵は・・・
上手い。
髪が茶色ってだけで、人を浮わついてるみたいに言って」
結局、俺は美術室を出た。
二人きりで気まずいというのもあったが、美術室という場所が女の子の居場所というか自分の縄張りという空気が立ち込めている気がしたからだ。
本当にあっという間の出来事で、事の整理ができない。
ただ一つ、分かったことは女の子は昨日とは違って、実はあまりいい奴ではないということ・・・
「でも、絵は・・・
上手い」
立ち止まり、空を見上げながら女の子が描いた絵を思い出し、またしても俺の時は止められてしまう。
絵は・・・
上手い。