僕らが今いる今日は
朝、いつもの教室ではなく一組の教室へと足を運び中を見渡す。
ヒラオカマコトは・・・
いない。
少し残念なような、ホッとしたような、すっきりしない気持ちで廊下に体を向きなおしため息をつく。
自分なりのけじめといえど、やはり女子と話すというのは俺にとってはかなり緊張する。
さっき見たばかりだから、教室にはいないというのは分かりきっているがもう一度教室を見渡す。
「うん、いないならしょうがないよな」
放課後に美術室に行くとか、今度謝ればいいやと開き直り六組の教室へと向かおうとする。
「あっ」
真正面にはヒラオカマコトがそこに立っていた。
目が合うと他の人が見たら見逃してしまいそうなくらい一瞬だけど、いや気のせいなのかもしれないけど、悲しそうな表情をしてから怪訝そうな態度へと変わった。
その変化に戸惑ってしまったが、ヒラオカマコトが俺と一緒にいたくないというのが雰囲気で伝わってくるので、単刀直入にだけ伝えてしまおう。
「あの、先週の美術室のことなんだけど・・・
ごめん。
俺、勝手に腹立ててその場から消え去っていっちゃって・・・
本当にごめんな」
そう言うと、腕を組みだした。
その姿勢から何か言われるのが、本当に情けないのだが怖くてヒラオカマコトとは反対の方向へと走り出した。
「じゃ、それだけだから。
今日も一日頑張ろうぜ」
そう言いながら、その場から立ち去った。
ヒラオカマコトは・・・
いない。
少し残念なような、ホッとしたような、すっきりしない気持ちで廊下に体を向きなおしため息をつく。
自分なりのけじめといえど、やはり女子と話すというのは俺にとってはかなり緊張する。
さっき見たばかりだから、教室にはいないというのは分かりきっているがもう一度教室を見渡す。
「うん、いないならしょうがないよな」
放課後に美術室に行くとか、今度謝ればいいやと開き直り六組の教室へと向かおうとする。
「あっ」
真正面にはヒラオカマコトがそこに立っていた。
目が合うと他の人が見たら見逃してしまいそうなくらい一瞬だけど、いや気のせいなのかもしれないけど、悲しそうな表情をしてから怪訝そうな態度へと変わった。
その変化に戸惑ってしまったが、ヒラオカマコトが俺と一緒にいたくないというのが雰囲気で伝わってくるので、単刀直入にだけ伝えてしまおう。
「あの、先週の美術室のことなんだけど・・・
ごめん。
俺、勝手に腹立ててその場から消え去っていっちゃって・・・
本当にごめんな」
そう言うと、腕を組みだした。
その姿勢から何か言われるのが、本当に情けないのだが怖くてヒラオカマコトとは反対の方向へと走り出した。
「じゃ、それだけだから。
今日も一日頑張ろうぜ」
そう言いながら、その場から立ち去った。