華麗なる偽装結婚
「怜、落ち着いて。
うまくやればきっと大丈夫よ。
陸さんに偽装だと知れたりなどしないわ」
キキキッ!
「きゃあ!」
急ブレーキをかけて車を止める。
「…あ、危ないわ。
少し冷静に………。
んんッッ!!」
運転席から身を乗り出して阿美子にキスをする。
「んっ!……!」
彼女が呼吸を求めて開いた口から舌を激しく絡ませる。
「あ…!…、やめ……っ!」
阿美子はそんな俺の強い力に抵抗しきれない。
やがて…それは、俺の思うままに甘い吐息へと変わっていく。
激しく始まったキスも、やがて求めて与える官能的な行為へと変化していった。