か弱い執事のご主人様
カポーン………
予想はしていたが、
お風呂も広かった。
「九条さん、
本当に気にしてないのかな………」
ああ言われたものの、
やはり下着姿を見てしまった事には変わりない。
それにしても………
「九条さんってスタイル良いよな〜」
なんて馬鹿な事を考えてしまった。
でも、
九条さんの容姿は非の打ちようがない気がする。
胸も結構大きいし、
腰もくびれて脚も長い。
身長だって、
僕より10㎝近く大きい。
そこらへんのモデルなんかより全然綺麗だと思う。
「そう考えると、
僕って幸運なのかな??」
入学初日に九条さんに拾われて執事になったけど。
「頑張ってみようかな………」
頬にお湯を当てて、
気合いを入れて湯船から上がった。