か弱い執事のご主人様


部屋のベッドに身体を預ける。


きっと布団も最高級なんだろう、
かなり柔らかい。


そんな布団の感触を楽しんでいると、
ある考えが頭をよぎった。


僕は九条さんの部屋に居候みたいな状態だ。


そしてここは九条さんの部屋、
1人部屋なので必然的にベッドは1つ。


僕はそのベッドに寝ている。


なら彼女はどこのベッドに??


その時にテーブルの照明が消えて、
ペンをしまう音がした。


九条さんの書き物が終わったようだ。


九条さんの足音が近付いてくる。


まさか………


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