か弱い執事のご主人様
彼女はいったい誰??
そんな疑問は尽きることはなかった。
「葵、
今はまだ何も分からないかもしれないわ。
でもいつか、
必ず答は見つかるはず。
だから………」
僕の顔を手で挟み、
そっと額にキスをしてくれた。
「今は学校に行く準備をしなきゃね」
キスされてしまった…
九条さんからキス、
きっと顔も真っ赤で口をパクパクさせているだろう。
でもあの笑顔で、
かなり救われた気がした。