夢宵奇譚~飛んでハッスル~
◆
*原因究明急げ!
なんだかハメられた感はあるものの、早麻理(さおり)さんに会えるならと自分を納得させた。
そうして次の日──何事もなく放課後まで来たが、学校を出るまで油断は出来ない。
信士は恐る恐るロッカーやドアを開き、安心してバッグの中味を確認する。
「!?」
「こんちは」
少年の家の前にいた。
手にあるバッグを見つめて深い溜息を吐き出す。
「今度はなに?」
尋ねた少年にバッグを指さした。
「ぷっ」
吹き出しながら門を開く。
「! それ」
「え?」
信士は、少年のポケットから顔を出しているストラップを示した。
そうして次の日──何事もなく放課後まで来たが、学校を出るまで油断は出来ない。
信士は恐る恐るロッカーやドアを開き、安心してバッグの中味を確認する。
「!?」
「こんちは」
少年の家の前にいた。
手にあるバッグを見つめて深い溜息を吐き出す。
「今度はなに?」
尋ねた少年にバッグを指さした。
「ぷっ」
吹き出しながら門を開く。
「! それ」
「え?」
信士は、少年のポケットから顔を出しているストラップを示した。