本日の一杯を

「フゥ〜っ・・・寒っ!!」
凍死するんか思うくらい寒さ
で、やっとのこさ正気に戻っ
て、ボロい空調の暖房をつけ
た。
ぬるい缶コーヒーを飲みなが
ら自分に一言。

「何してんねん、、、俺。」

自分へのツッコミに誰も笑っ
てくれる事もなく、ゆっくり
ベッドに倒れる。

明日も昼間からの予定がある
と分かってても、眠れない自
分。

 ゴーォーゴォー・・・

そんな俺の悩みとは関係な

く1月の寒い隙間風とボロい

空調の戦う音が部屋に響く。
暗闇の中で、思考止めよう思
うても、ピッカピカの甘い思
い出に、頭が勝手に戻ってい
く。

まっすぐな後輩の言葉が頭を
過る。

「ヨースケさん、末期ですよ
、それ」

うん、元ちゃん、その通り!正に末期やわ。

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