双子ですけどなにか?【修正終わりました】
「まぁ、無事だったから良いじゃないですか!着替えて皆でお茶しましょう、ねっ、会長♪」
ヒナがとりなしてくれて、一旦その場は落ち着いた。
「健先輩……ごめんなさい。あたしがからまれたから……」
更衣室に向かう途中、皆の一番後ろにいた健先輩に、声をかけた。
三井先輩は、ヒナや美奈子ちゃんと話している。
「……キミが謝る事じゃないだろ」
健先輩は、苦笑した。
「すみません……」
「だから、謝らないで。彩ちゃんは悪くないんだから」
「せっかく、楽しかったのに……」
「ふぅん、楽しかったんだ、良かったね」
普段より冷たい声がして、メガネをしていない裸の目が、意地悪な光を帯びた。
「健先輩……?」
「彩ちゃんが楽しかったなら、いいよ」
「……ごめんなさい……無理に付き合わせて……」