双子ですけどなにか?【修正終わりました】
「それは……」
俺は黙ってしまう。
全く、その通りだからだ。
「口には口で返せよ。だいたい、他校の生徒までって、お前――」
教師が言いかけたところで、指導室のドアがノックされた。
教師は普通にどうぞ、と返事をする。
「……げっ」
ドアが開いて現れたのは、生徒会長……メガネだった。
「先生、すみません。許可印をください」
「あぁ、はいはい」
そういえば文化祭が、3日後にあるんだったか。
もちろん、俺はサボる気でいた。
「そうだ。お前も妹を見習ってだなぁ……」
メガネがまだいるのに、教師がそう口を開いたので、焦ってしまう。
「妹は関係ねぇだろ!黙れ!」
「な、何だよ急に……」
「先生?どうしたんですか?」
「間宮ぁ、こいつどうにかしてくれよ。売られた喧嘩を全部買って、風紀を乱してんだぜ」
おいおい。生徒に泣きついてどうする。