双子ですけどなにか?【修正終わりました】


「……空が近い……」

「あ?あぁ……そっか」

「……ご…ごめんね……」

「良いって」


里美は少しずつ声を出して、道を案内する。

その軽くて温かな身体を背負ったまま……頭の片隅で、少しだけ、この雪の降る道を、どこまでも行ってしまいたいと思った。


< 420 / 429 >

この作品をシェア

pagetop