不良狼の一途な溺愛

私、二人の言葉に心も体も反応してばかり。


それだけ、蓮君への気持ちが大きい…っていうことだよね…。


食べ終えたお弁当箱を片付けた私は、ドキドキしている胸元に手をあてた。


私だって月曜日が待ち遠しい。


本当は、それよりも早く会いたい…なんて思いもあるぐらいだし……。


……………。


そっ、そうだ…!


それなら、いっそのこと会いに行っちゃえばいいよね…。


蓮君、外出も出来ないから家で退屈してるだろうし。


せっかくだから、マフィンを差し入れで持って行く…っていうのはどうかな…。


前に、蓮君が“うまい”って言ってくれてたから、喜んでくれるかもしれない…。


よし、そうしよう!


すんなりと計画が固まった私は、陸都君たちに視線を向けた。



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