不良狼の一途な溺愛
溢れる想いを言葉に
綺麗な夕焼け色に染まる空の下。
私たちは、ゆっくり歩いて蓮君の家までやって来た。
「俺、何か飲み物を持って来る。適当に座ってもらって構わねぇから。」
「う、うん…。」
リビングに案内された私は、蓮君にそう言われて、コクンと頷く。
グルッと部屋を見渡してから、夕日が差し込む窓辺のソファーに座った。
わっ…、すごく柔らかくてフカフカ…。
座り心地の良さに感動してしまった。
それにしても、リビング…広いなぁ…。
スケールの大きさに驚きながら、視線をあちこちに向けていると、蓮君が私のところに戻って来た。