はじめて①
 人生初  幸side 
 
 俺が起きたときには、隣には梨呼がいた。俺は『幸、好きだよ。』という言葉が聞こえていた。梨呼が起きた。もう少し梨呼の寝顔見たかったなぁ。
 「ごめん。寝ちゃった。」
 「うん。ずっといてくれたの?」
 「うん」
 「ありがとうね!」
 「うん」
 この後沈黙が続いた。
 「私、帰るね。ばいばい。」 
 梨呼は、なみだ目だった。
 「梨呼まって。話聞いてくれる?」
 「うん。いいよ。」
 「俺ね、最初は梨呼のこと馬鹿にしてた。元カレばっかりひきずって、泣いて変な女って思っていた。でも、相談にのるうちに、好きになっていた。」
 「梨呼、俺は梨呼が好きだ。つきあってください。」
 「うん。私も幸が好き!」
 「マジで?」
 「うん。でも幸と隣で歩いていた人誰なの?」
 「あれ?俺の姉貴。」
 「そうなんだ。若い人だね」
 「2つしか変わらないからね。」
 「そうなんだ」
 「もしかして、妬いた?」
 「うん///」
 「そんなに、俺のこと好きなんだね」
 「ちがぅーーーーー!!!!!!」
 「もう、黙れ!!」  
 といい、俺は梨呼の唇にキスをした。そのキスに俺は誓った。『もう話さない』と・・・・・。
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