これを運命とするならば

……………え！？


予想外の言葉に今度は私が考え込む番だ。



「わかって言ってます！？そそそそんな、私、三柴さんがそう勘違いするようなことやってもないし言ってもないですよ！？」


そうだそうだ！
だいたい、なんで私が気に入られて秘書にさせられたかその理由ですらまだわかっちゃいないんだし！
それに、三柴さんくらい綺麗な男の人なら私なんかよりもっと綺麗でスタイルいい人が合ってるし！



「…自覚がないのか」


慌てて騒ぐ私を鎮めるような、少しばかり呆れたような口調で呟いた三柴さんの言葉に、私はもう何も言えなかった。