これを運命とするならば
三柴さんの膝の上で向かい合うような格好を取らされ、私の顔は一気に熱くなってくる。
「だから言ったじゃないか。………椿のことをどう愛していいかわからないくせに、私は椿に触れたくてたまらないんだよ」
金色の瞳が揺らいでいる。
私を見つめるその目に私が弱いことなんて知らないくせに。そうやって私をたまらない気持ちにさせて。
「三柴さんは、ずるいですよ」
「………?」
「甘やかしたくなるじゃないですか。何でもしてあげたい、って」
言いながら恥ずかしくなって肩に顔を埋めると、私の背中に腕が回る。
その腕の熱さに私の下腹部が疼いた。